Chapter12 守るべきもの いよいよ最終章! なわけですが、とってもストレートな展開ですね。11章の予告そのままだ。ううむ…。もうちょっと何か起きると思っていたのですが。 いろいろと未解決な要素が残ったままになりましたね。
オンラインのストーリーミッションのために明かさずにいるのかもしれませんが、ここまで何もないと、内容が薄くなってしまいます。 実際、イーサンがヒューガとマヤを助け、マガシを倒した後、同盟軍艦隊がHIVEを砲撃して終了です。「そうだったのか!」という驚きがありません。 見せ所のはずのラスボスの登場シーンは、他章のボス登場シーンと同レベルの演出で盛り上がりに欠けました。じわじわ来るわけでもなく、衝撃的なわけでもなく。 こういう所こそ、こけおどかしが必要なのだと思うのですけどねー。あちこちでムービーがふんだんに使われているのに、なぜラスボスはこんなに簡素なのでしょうか。 その点、PSOの演出は秀逸でした。マップが少しずつ禍々しさを増し、いざラスボスという所で、突然に場違いな花畑。それが一転して人面に。うまい構成です。 戦闘も大味でいまいち。最初はどんな攻撃があるのかを見て、避けながらスキを見て攻撃、と考えていましたが…。 避けようとするとかえってピンチになるとわかったので、結局、ふところに飛び込んで両手ダガーPAによるごり押しでした。 これ、HPの低いフォースではどうやって攻略するんだろう。攻撃パターンを把握して回避しまくるのかな? それでも、第二形態のメテオのような攻撃で即死しそうですが。 11章に続き今回も、雑魚戦の方がつらかった。NPCを何度も死なせてしまったし、イーサンも1度死んだし。凍結が少ない分だけ、マシでしたけどね。 ふよふよ浮いてる魔法使いっぽい敵は吹き飛ばしてダウンさせればいい、とわかってから少し楽になったものの、それでもまとめて出てこられるとキツかったです。 普通は、雑魚よりもボスの方が苦戦するものだと思いますが…。ちぐはぐ。 エンディング後の、主要キャラの掛け合いによる“オンラインプレイのススメ”には驚きました。普通、エンディング後は余韻を楽しめるようにするものでは。 仮にエンディング後をぶった切るにしても、このタイミングでゲーム内に生きるキャラにゲーム外のことを語らせては、世界観を損なうように思います。 オンラインも楽しんでほしいという気持ちはわかりますが、せめて、テキストによる“開発者からのメッセージ”にした方がよかったのでは。小説の後書きのような感じで。 それから、ストーリーについて。 本当にルツ星霊主長はカレンにイーサンの依頼を話したのでしょうか。話せばカレンが強硬手段に出ることは想像に難くないのに。 順当に考えれば、盗み聞きしていたか、ルツ以外の人から聞いたかということになりますが、それを隠す理由がわかりませんし。 他にも、1個でも車一台分くらいの大きさがありそうな対SEED兵器をどうやって持ち出したのか、いくら総裁が手を回したとはいえGコロニーでランディール号があんなに目立つ行動を取って大丈夫なのか、地上部隊の大尉のカーツがどうやって同盟軍艦隊全体を抑え込んだのか。 このお約束の展開の中では野暮なツッコミかもしれませんが、気になりました。 各キャラクターはそれぞれ区切りがついたでしょうか。ローグスの5人とマヤは、これからまた大変そうですが。 準主役級のキャラだと思っていたヒューガが、結局これといった活躍がなかったのが意外。レオ、トニオ、タイラーあたりの方が活躍してないですか? 町のNPCの方もおおむね大団円を迎えましたが、一部、中途半端で終わってしまっているところも。どこかでミスって、話が進まずに終わっちゃったのかな。 うーん、せっかくの最終章ですが、いまいちでした。少々の疑問など吹き飛ばすくらいの勢いを見せてほしかったです。 さて、SEEDは掃討されてしまったわけですが、オンラインとのつながりはどうなっているのでしょう。オンラインはSEEDが掃討される前が舞台なのでしょうか。
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