foobar2000(64bit) のインストールと、ダークテーマなスキン「Roiro」の導入について、順を追って説明してみたいと思います。
必要なファイルのダウンロード
foobar2000(64bit) の導入に必要なファイルをダウンロードしていきます。
ダウンロードしたファイルが行方不明になることもあるので、マイドキュメントやデスクトップなどに分かりやすい名前のフォルダーを作って、ダウンロードしたファイルを保存することをおすすめします。
今回、必要となるファイルは、大きく分けて以下の3種類になります。
- (A) 「foobar2000」本体プログラム
- (B) 「foobar2000」用のスキン『Roiro』の zipファイル
- (C) フォント『BIZ UDPゴシック』(※主にWindows8.1以前で必要)
それぞれ、詳しく見ていきます。
(A) まずは当然ながら、『foobar2000』の本体プログラムからダウンロードします。
「Latest stable version」の中から「64-bit」の foobar2000 をダウンロードしてください。
(B) 次は、スキン『Roiro』です。
公開されているコンポーネント類を組み合わせカスタマイズした、ダークテーマのスキンです。
foobar2000(64bit) Ver.2.0 以降で動作します。
上記リンクからファイルをダウンロードして、わかりやすい場所へ保存してください。
なお、スキン『Roiro』のくわしい説明は「foobar2000のスキン『Roiro』」のページをご覧ください。
(C) 最後に、フォント『BIZ UDPゴシック』です。
Windows 10/11 には『BIZ UDPゴシック』が標準で搭載されています。ただし、自分でフォントを削除してしまっている場合などはインストールをお願いいたします。
Windows 8.1 やそれ以前のWindowsには標準では搭載されていないので、自身でのインストールが必要です。
『BIZ UDPゴシック』は下記のリンク先からダウンロードできます。
- GitHub > Google fonts > Morisawa BIZ UD Gothic
「BIZUDPGothic-Regular.ttf」と「BIZUDPGothic-Bold.ttf」をダウンロード。よく似た名前のフォントが並んでいますが、「P」が付いているフォントがスキンで使用するものです。
ちなみに、「P」有りはプロポーショナルフォント、「P」無しは等幅フォントです。
以上で必要なファイルが揃ったので、ここからは、それぞれをインストールしていきます。
『BIZ UDPゴシック』のインストール
Windows 8.1/10/11 の場合、「BIZUDPGothic-Regular.ttf」や「BIZUDPGothic-Bold.ttf」を右クリックし、展開されたメニューから「インストール」をクリックすれば完了です。
フォントはしかるべき場所へインストールされましたので、「BIZUDPGothic-Regular.ttf」「BIZUDPGothic-Bold.ttf」は破棄していただいてかまいません。
その他の Windows では、各所の解説サイトを参考にインストールしてください。
『foobar2000』のインストール
『foobar2000』本体プログラムのインストールです。
先ほどダウンロードしておいた『foobar2000』のインストーラーを起動します。
ライセンスへの同意が求められるため、同意できるのであれば「I Agree」をクリックします。
「foobar2000」は、インストール方法を「Standard」と「Portable」の二種類から選ぶことができます。
- Standard installation
- インストーラーを使用してfoobar2000のセットアップを行います。ショートカットの登録などが自動的に行われます。
- Portable installation
- foobar2000を構成するファイルが任意のフォルダに展開されるだけで、それ以上のことは行われません。ショートカットの登録などは、手作業で行う必要があります。
今回は「Portable installation」を選択したいと思います。
次に進むと、インストールするフォルダをたずねられます。右の「Browse...」のボタンをクリックして、フォルダを指定します。
基本的にどこを指定しても構いませんが、例外的に、システムが使用するフォルダ(“Program Files”や“Program Files (x86)”)は避けた方が良いでしょう。これらのフォルダへのアクセスでは管理者権限を求められるため、foobar2000の動作にトラブルが起きる恐れがあります。
今回は、Cドライブ直下に『foobar2000』フォルダを作ってみました。ここでなければならないというわけではないので、お好きな場所にフォルダを作ってください。
ただし、わかりにくい場所にフォルダを作ると、あとで場所がわからなくなってしまう恐れがあります。わかりやすい場所にしておきましょう。
フォルダが決まると、インストーラーに同梱されているコンポーネントの中からどれをインストールするか、たずねられます。これは何もいじらず「Full」のままで良いと思います。
デフォルトでは「Run foobar2000」にチェックが入ってますが、これをクリックしてチェックを外します。
その状態で「Finish」ボタンをクリックし、foobar2000 本体のインストールを完了します。
スキン『Roiro』の導入
続いて、スキン『Roiro』を導入します。
先だってダウンロードした「Roiro」の zipファイル を展開(解凍)してください。その中に、スキン関連のファイルを格納した「profile」というフォルダがあります。
この「profile」フォルダを、丸ごと foobar2000 をインストールしたフォルダに移動(またはコピー)します。
実行ファイルの「foobar2000.exe」と同じ階層です。
この状態で「foobar2000.exe」を実行すると、ダイアログボックスが表示され、ユーザーインターフェイスの選択を求められます。
「Columns UI」を選択し、「OK」をクリックしてください。
すると、スキン「Roiro」が適用された状態で foobar2000 が立ち上がります。
以上で、ひとまず foobar2000 と スキン「Roiro」のインストール完了です。
このあと、音楽ファイルを格納する「Music folders」の指定を行います。
Music foldersを指定
foobar2000 ウィンドウ右上の「環境設定」ボタンをクリックすると、「Preferences」が開きます。
左のツリーから「Media Library」をクリックすると、「Music folders」が表示されますが、まだ何もありません。
右上の「Add...」ボタンをクリックするとウィンドウがポップアップするので、音楽ファイルを格納したいフォルダ(または、格納しているフォルダ)を指定します。
指定したフォルダが「Music folders」に登録されたことを確認してください。サンプル画像では、Dドライブ直下に自分で作った「Music Library」フォルダが登録されています。
右下の「OK」をクリックし、「Preferences」ウィンドウを閉じます。
指定フォルダ内が自動的に検索されて、音楽ファイルの情報が取り込まれます。検索の対象には下位フォルダも含まれるため、フォルダを階層化させていても問題ありません。
また今後は、指定したフォルダに新しい音楽ファイルが入ると、自動的にデータの取り込みが行われます。
楽曲を再生する
フィルタリングパネル(ウィンドウ中段に4つ並んだペイン)から任意の条件を選択すると、選択した条件に当てはまる楽曲がリスト化されて下段のペインに表示されます。
この楽曲リストは、自動的に「Filter Results」というプレイリストとして登録されます。
ウィンドウ下段のリストから任意の曲をダブルクリックすると、楽曲の再生が始まります。最初の曲が再生を終えると、リスト内の次の曲へと再生が進んでいきます。
ほかにも、プレイリストのダブルクリック、プレイリストを右クリックして開いたメニューから「Play」をクリックする、プレイリストを選択して「再生」ボタンをクリックする、などの方法でも楽曲の再生が始まります。
「Filter Results」の内容は、「フィルタリング パネル」で選択した条件に合わせて、その都度、変わります。
「Filter Results」をそのまま保持したい場合は、右クリックして「Rename」から名前を変更してください。名前を変えたプレイリストはフィルタリングパネルの影響を受けなくなります。
「Remove」はそのプレイリストを破棄します。不要になったプレイリストを消したい場合などは「Remove」で破棄してください。
以上がインストール方法の説明でした。