SONY MUC-B20SB1

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Diary*2020年02月15日(月)

「MDR-Z7M2」に付属のバランス接続ケーブルは長さが1.2mなので、据え置きのプレイヤーやアンプで使用するには短くて、ちょっと不便です。

ということで登場するのが、SONYから販売されている「MUC-B20SB1」。

『MUC-B20SB1』パッケージ 『MUC-B20SB1』内箱

SONYが「KIMBER KABLE」社とともに開発したバランス接続ケーブルです。

プラグは、L字の4.4mm(5極)で、金メッキされています。

ケーブルの長さは 2.0mあります。「8芯ブレイド編み」で作られていますが、どんなメリットがあるのかは不明。とてもごつい見た目どおり、取り回しは良くないです。

プラグ(ヘッドホン側) プラグ(4.4mmバランス接続端子) ケーブル分岐部分(表) ケーブル分岐部分(裏) 『MDR-Z7M2』に『MUC-B20SB1』を接続

ヘッドホンもケーブルも、L側は白、R側は赤に色分けされているので、取り付けはわかりやすいです。

音の解像感が良くなることを期待したのですが、「MDR-Z7M2」の付属ケーブルとの違いはあまり感じません。

変化を感じたのは低音で、圧力が増しています。しかし付属ケーブルでは聞こえない音が聞こえる等のように、表現力が向上しているというわけではなく、単純に、低音が強調されているだけな印象です。

相対的に高音や中音が引っ込んでしまい、MDR-Z7M2の音のバランスが崩れてしまった感があります。

もし低音を強化することが目的であるなら、イコライザーで調整する手もあるので、そのために「MUC-B20SB1」を買うのはコストパフォーマンス的にどうなんだ?という気がします。

結局、ケーブルの長さ以外には、これといったメリットがないような?