SONY MDR-Z1000

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Diary*2018年07月07日(金)

いま使っているヘッドホンは、SONY製「MDR-Z1000」。2010年11月に発売された当時のフラグシップモデルです。再生可能な周波数がとても広く、5Hz~80kHzに対応しています。

音の傾向はいわゆるモニター系で、特定の音域を強調することなく、低音から高音までフラットに鳴らします。原音に近い音を楽しむことができますが、味付けのないことが没個性で面白みに欠けるという見方もあります。

もう一つの特徴として、個々の音が鮮明に聞こえることがあります。主張の弱い音が他の音に埋もれずに聞こえるので「こんな音があったのか!」と気付かされます。その反面、音の情報量が多いため、聴き疲れしやすくもあります。

まさに、音をモニターする(=観察する)ためのヘッドホン、という感じでしょうか。

「MDR-Z1000」を斜めから見る 「MDR-Z1000」を正面から見る

購入したのは2012年10月なので、6年近く使っていることになります。

‥‥そうか、もうそんなに経過するのか。

イヤーパッドが傷んできているのも、当然のことですね。そのうち交換しないといけないな。

傷んだイヤーパッド

日本オーディオ協会の規定では、ハイレゾ対応をアピールする「Hi-Res AUDIO」のロゴを掲示する条件として、再生可能な周波数の上限が40kHz以上であること、と規定しています。

このロゴは必ず掲示しなければならない物ではないので、ハイレゾ音源に対応していても「Hi-Res AUDIO」のロゴが付いていないというケースは珍しくありません。

「MDR-Z1000」もそのパターン。再生可能な周波数が5Hz~80kHzですから、ロゴこそ付いていませんが、実際にはハイレゾ音源を鑑賞するのに十分な性能を持っているということになります。

しかしそういった事を知ったのは、前回の日記をきっかけにしてのこと。それ以前には、ロゴの付いたヘッドホンを探していました。