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12月16~17日 (11)  裏切り

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待つこと10分ほど。ザイオンとイーノスの声が。

ザイオン :  長老イーノス。
ザイオン :  どうやら4匹の神竜すべてが、マユの前に到着したようです。
イーノス :  そうか…
イーノス :  ついに… この時が来たようじゃ…
ザイオン :  …さあ、神竜よ!
ザイオン :  その力で、邪悪なマユを消し去ってくれ!

高まる緊張。響くBuff魔法の音。

***は言った :  地震だ!

そして、再びの突然の地震!

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地震が収まると、コクーンも神竜も、忽然と消えてしまっていました。

1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  水の繭消滅
*** は叫んだ :  繭消えた?!
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  高原の繭と龍も
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  ネオク地震のようなのが発生しました
*** は叫んだ :  竜も消えた!
*** は叫んだ :  まゆううううううううう
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  森も消えました
*** は叫んだ :  消えました・・・・
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  イプスも消滅

…あれ? 相討ち? でも、戦ってる様子もなく消えたし…。

いったいどういうこと? とまどいが広がります。

ザイオン :  神竜が… あのマユと共に…
ザイオン :  消えた…
ザイオン :  終わった… のか?

終わった? でも、何かおかしい。嫌な感じがします。

*** は叫んだ :  戦闘準備ー!
*** は叫んだ :  なんも見えないww
*** は叫んだ :  kao2.png (220 Bytes)
*** は叫んだ :  何がくるかな?何がくるかな?
*** は叫んだ :  kao3.png (227 Bytes)

そこに現われたのはオリアクス!

オリアクス :  …イーゴ様。
オリアクス :  4匹の神竜が、すべて手に入りました。
ザイオン :  何だと!?

ええっ?

オリアクス :  神竜の力があれば、イルミナの結界など、薄氷に等しい。
オリアクス :  最初から、この力が欲しかったんだよ!
オリアクス :  まさか、お前たちが巨人の建造方法を探り当てるとは思わなかったが…
オリアクス :  すべて、我々の策略どおり…
オリアクス :  …そうですよね?
オリアクス :  イーノス様。
ザイオン :  なにっ?
イーノス :  …うむ。 よくやった、オリアクスよ。
ザイオン :  長老イーノス?
ザイオン :  …あなたは、わたし達を、裏切ったのですか!?

ちょ、ちょっと!

どんでん返しに大混乱。呆然とする人、憶測する人、怒りをあらわにする人…。

*** は叫んだ :  イーノスが黒幕か!
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  イーノス様?
***は言った :  え?
*** は叫んだ :  イーノス、てめぇ・・!!
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  イーノスが黒幕?
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  実は二重人格とか
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  まんまとはめられたのか・・・
*** は叫んだ :  意外な展開・・・
*** は叫んだ :  おいおいイーノス・・・;w;
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  いやいや、兄貴が二重スパイかも
***は言った :  マジか
1:(「神竜の封印」イベント用) *** :  私たちは何を信じれば・・・

イーノス :  許して欲しい。
イーノス :  こうするしか、なかったのだ…
イーノス :  4匹の神竜の身体が、必要だったのじゃ…
イーノス :  私たちの目的のために。
オリアクス :  あのマユは、巨人の製造器なんかじゃない。
オリアクス :  神竜たちを、「次元の歪み」に封じ込めるための、罠だったんだよ!
ザイオン :  では、あの賢者たちは… ただの、幻影だったのか?
オリアクス :  まあ、そんなところだ。
オリアクス :  モラ族の長老の言葉に、疑いを抱くヤツは居ないだろう?
ザイオン :  イーノス! モラ族の長老である、あなたが…
ザイオン :  …自分のした事が、分かっているのか!?

…やられた。神竜を引っ張り出すダシに使われたのか。

イーノス自身、してはいけない所業でないことも、裏切りであることも、よくわかっているはず。それでも強行したのだから、許せるわけがない。

でも、信じられない。一度落とした命を救ってくれた時も、その後も、利用するつもりであったようには思えない。それに、利用することが目的だったのなら今となっては謝罪する意味などないのに、それでも謝罪することが解せない。

イーゴをおびき出すための演技だと思いたいけど…。

イーノスの真意がわからない。

イーノス :  今は… 話している時間は無いのじゃ…
オリアクス :  ここを去る前に、死を待つだけのお前たちに、良いことを教えてやる。
オリアクス :  しばらくの間は、神竜を捕らえた「次元の歪み」の入り口が、開いているだろう。
オリアクス :  その中に、飛び込んでみるが良い!
オリアクス :  運が良ければ、面白い「未来」が拝めるかもしれないぜ?
オリアクス :  ただし、言っておくが…
オリアクス :  無事に戻って来れるかどうかは、俺の知ったことではない。
オリアクス :  では我々は、ここで失礼するとしよう。
オリアクス :  行きましょう… イーノス様。
イーノス :  ………そうだな。

この言葉を最後に去るオリアクスとイーノス。

ザイオン :  何ということだ…
ザイオン :  まさか、長老イーノスが…
ザイオン :  あの男は言っていた。
ザイオン :  「次元の歪みに入れば、未来が見えるかもしれない」と…
ザイオン :  わたしは、この時代で奴らを追う。
ザイオン :  無事に戻れる保証はないようだが、勇気ある者は、ダイアロスの未来を… 見届けて欲しい…

もちろん。

ザイオンの言葉の後しばらくして、次元の歪みが見えるようになりました。

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真実を探して、いざ。

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