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2009年 7月30日感想まとめ

想像していたよりも面白かったです。

ただし、あくまでも「想像していたより」です。お勧めできるかというと、残念ながら首を傾げざるをえません。


特に問題を感じたのは、操作性と戦闘です。

フィールドを縦に使うのはいいのですが、思うように動けません。ジャンプで行きたい場所にうまく行けないとか、エレベーターの上で動くと落ちるとか、壁際で思わぬ方向に動くとか。

また、スキルを使うたびに敵をクリックしないと発動しないのが厄介です。敵が直線上に並んでいると、手前の敵をターゲットするつもりが、ずっと離れた奥の敵をターゲットしてしまうこともしばしば。

その結果、意図せず敵の群れの中に飛び込んでしまい、ピンチに陥ることにも。

それから、原作では、IPゲージを見ながら大ダメージを狙ったり、敵スキルの強制キャンセルを狙ったり、回復タイミングを計ったりと、IPゲージは戦術の鍵でした。

しかしグランディア オンラインでは、IPゲージは連携攻撃のタイマーにすぎません。

他に特色があるわけでもなく、他のいわゆる“クリックゲー”と変わり映えしない戦闘です。むしろ、操作性が悪い分だけ悪く見えます。


対して、いい点はというと。

まず、グラフィックは悪くないと思います。綺麗というわけではないですが、派手すぎない程度にポップなデザインで、まとまり感があります。

また、フィールドの作りに割と変化があります。もっとも、序盤でネタを出し尽くして竜頭蛇尾になる可能性もありますし、あくまで「割と」ですから、過大な期待は禁物です。

それから、固定的な「職業」がなく、覚えられるスキルは「称号」によって決まる点もいい。称号の条件さえ満たせば、複数の称号をとっかえひっかえし、称号をまたいでスキルを覚えられます。


その他は、可もなく不可もなく、という感じでしょうか。今のままだと多数の“クリックゲー”の中に埋もれてしまう気がします。

あと、パーティを組むと経験値にボーナスがつき、ソロでレベリングするよりも効率がいいそうです。あくまで可能性の話ですが、高レベル帯になるとパーティ必須のゲームバランスになるかもしれません。


ちなみに、ちゃんとテスターとして不具合報告はしましたよ。大した内容ではないですが。



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