最近のマザーボードにはBluetooth機能が備わっている製品もありますが、うちのミニタワーPCのマザーボードにはありません。また、ヘッドホンアンプ『DENON DA-310USB』にもBluetooth機能はありません。
必然的に選べるヘッドホンは有線タイプに限られてしまうわけで、当然ながら、行動できる範囲はケーブルの長さに束縛されます。これは何かと不便。
そこで、ふと思いつきました。無いのなら付け足せばいいじゃない。
ってことで、Bluetooth送信機能のある機器を探してみたら、ありました。
「サンワサプライ」のオーディオトランスミッター&レシーバー『MM-BTAD5』(2018年9月28日発売)。
実売価格は、これを書いている時点で5,500円ほどです。
スイッチの切り替えで、Bluetoothの送信または受信ができます。送信時は送信専用、受信時は受信専用となり、送信と受信を同時に行うことはできないようです。
コーデックは、基本の「SBC」のほか、より高音質で遅延の少ない「apt-X」「apt-X Low Latency」をサポートしています。ただし、ペアリングさせる機器が対応していないコーデックは実質的には使用できませんのでご注意ください。
通信可能距離は最大で約10mとなっていますが、壁やドアなどの障害物があると通信が不安定になったり、まったく通信できなくなったりします。基本的に、障害物のない環境で使用する物と考えてください。
リチウムポリマー電池を内蔵していて、microUSBケーブルで充電して使用します。microUSBケーブルは付属していますが、市販のものでも大丈夫です。
大きさはポケットティッシュよりも小さく、とってもコンパクト。
ヘッドホンとペアリングして、音楽鑑賞に使用。これといった不都合は起きていません。
テレビとの接続は試していないので、遅延の程度はわかりません。
※ちなみに同種の製品として、「TaoTronics」の『TT-BA09 Pro』が有力ですが、これが発売されたの2020年1月31日で、当時(2019年12月)は存在していませんでした。
※またその旧モデルである『TT-BA09』は2019年07月30日に発売されていたものの、光端子が必要ないことやレビューがいまいちだったこと等から見送りました。
『MM-BTAD5』はミニプラグ(3.5mm)なので、ヘッドホンアンプ『DENON DA-310USB』に接続するためには、標準プラグ(6.3mm)に変換するアダプターが必要です。これには「富士パーツ」の『AC-666』を使用。
これでひとまずBluetoothでの送信ができるようになりました。
しかし、定期的な充電がちょっとわずらわしい。次にデスクトップパソコンを買う時は、ワイヤレスで音楽を楽しめるマザーボードを選ぼうと思います。