audio-technica ATH-CKS770X

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Diary*2020年09月30日(水)

audio-technicaの有線イヤホン『SOLID BASS ATH-CKS770X』を購入しました。

用途としては、パソコン直差しで使うことを考えています。

音質を求めればもちろんヘッドホンアンプを通して出力するのが良いのですが、毎回ヘッドホンアンプの電源をON/OFFしたり、Windowsの音声ミキサーやfoobar2000のの出力先をヘッドホンアンプに切り替えたり元に戻したり、使ったヘッドホンのお手入れをしたりと、いささか手間がかかります。

そういう手間を省いてお手軽に使いたい、というのが今回の購入動機。使いたい時にすぐ使えて、使い終わったらイヤーピースをウェットティッシュでさっと拭いて放置、そんな扱い方です。

高額なイヤホンをそんな扱い方はできないですし、安きを求めれば音質が犠牲になるので、5,000円から1万円の価格帯で探しました。

また汎用性を考えれば、いつもの低音控えめではなく、低音もしっかり鳴らしてくれるイヤホンがいい。

ちなみに、パソコンにBluetooth機能は無いので、ワイヤレスは却下。

そういった条件から白羽の矢が立ったのが『ATH-CKS770X』なのでした。

パッケージは白を基調としていて、シンプルなデザインです。

パッケージ表 パッケージ横と裏

パッケージ内容もシンプル。

イヤーピースのサイズは、XS、S、M、Lの4種類が付属し、Mサイズはイヤホンに装着されています。

パッケージ内容

イヤホン本体は、飾りっ気はありませんが、シンプルで洗練されたデザインです。

ケーブルは固定されているので、リケーブルはできません。

イヤホン本体1 イヤホン本体2

装着感はなかなか良くて、ちょっと首を振ったくらいなら抜け落ちたりしません。

外音遮断性はそれほど高くありませんが、騒がしい環境でないなら十分かと思います。

音はかなり良いですね。パソコン直差しのわりに、すっきりとした音をしています。使い始めにちょっとノイジーな感じがあったのですが、音を流して3~4時間ほど経つとノイズは大幅に改善されていました。

「SOLID BASS」とネーミングしただけあり、低音をかなり押し出しています。ただしこれは、あくまでaudio-technicaの中では、という話。他社の基準で見れば普通だと思います。質の面で言えば、間延びしない良い低音だと思います。

高音は、ややシャリつきがあり伸びもいまいちですが、低価格帯のイヤホンの耳障りなシャリシャリ感に比べれば格段に良くて、ハードルをひとつ越えた感じです。

中音は、しっかりと主張して前面に出てきていますが、かといって低音や高音と喧嘩するわけでもなく、バランスが取れています。

総じて言うと、ハイレベルな普通。多少は気になるところもあるものの、5,000円~1万円の価格帯として見れば、コストパフォーマンスはとても良いと思います。

音の傾向からポップスやアニソンとの相性が良さそうなんじゃないかと思いましたが、試しにクラシックを聴いてみたところ、これが意外と好相性。ポップスやアニソンもそれなりに良いですが、クラシックでは価格帯よりもワンランク上の音を聞かせてくれます。