audio-technica ATH-CKR50

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Diary*2020年07月30日(木)

5,000円を切る価格ながらも評判はなかなか良い「audio-technica」のカナル型イヤホン『Sound Reality ATH-CKR50』が、メルカリでさらに安く出ていたので買ってみました。

いつもならブラック系やブルー系を買うのですが、今回は少し目先を変えて「イエローゴールド」を選択。

実物を見ると、イエローゴールドというより、ゴールドそのもの。なかなか派手です。ゴールド+グレーという配色のため安っぽく見えますが、これがゴールド+ブラックだったら、見た目だけは高級感があったかもしれません。

内容物はこんな感じです。

こういう付属のポーチはたいてい「おまけ」的な位置づけで、使い物になるのかも怪しいクオリティなのが一般的。しかし、『ATH-CKR50』のポーチはなかなか良いです。耐久性はわかりませんが、触った感じはしっかりしていて、開口部には口金が仕込んであります。

いや、でも、力を入れて欲しいのはそこじゃないんだよな。

イヤホン本体を見てみます。

イヤーピースは付属の物を使用しました。抜け落ちてしまいそうな頼りなさを少し感じますが、案外と抜け落ちてしまうことはなく、思ったほど悪くありません。

音質面を見ていきます。

高音は、シャリシャリとしていて滑らかさに欠けます。たぶんこれが、このイヤホンの一番の欠点です。特に伸びやかな音ではシャリシャリ感が顕著です。逆に、細かく刻む音ではいくらか誤魔化しがきくので、かなりマシになります。

低音は、audio-technicaらしく落ち着いていてあまり主張しませんが、しっかりと締まっていて質は良いと思います。やたらドンドコ鳴らすタイプではありません。

中音は、ボリューム感があり、特にボーカルの押し出しを感じます。しかし、ただ単純に突出しているということではなく、高音・低音とのバランスはうまく取れていて、自然に聞こえてきます。

総じて言うと、リズムを細かく刻む曲、特にハイテンポなボーカル曲との相性は良いと思います。

逆に、情感に訴えかけるようなゆったりとした曲、あるいはクラシック音楽などの器楽曲は苦手でしょう。また、低音の量感はないので、力強い低音、腹に響くような低音を求める方にはおすすめできません。